セキュリティデータベース

SQLインジェクション

えすきゅーえるいんじぇくしょん · SQL Injection
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SQLインジェクションとは、WebアプリケーションやAIシステムの入力フォーム等に悪意のあるSQL命令を注入し、データベースを不正に操作するサイバー攻撃の手法です。データベース内の機密情報の閲覧、改ざん、削除などの被害を引き起こすため、入力数値の検証やエスケープ処理、プレースホルダーを利用した適切な対策が不可欠です。

SQLインジェクションとは

SQLインジェクションを一言でいうと、Webアプリケーションなどの入力窓口から不正なSQL文を注入してデータベースを不正操作するサイバー攻撃の手法です。

詳しく解説

SQLインジェクションは、システムが受け取った入力値を適切に検証せず、そのままデータベース操作用言語であるSQLの組み立てに利用してしまう脆弱性を突いた攻撃です。攻撃者が意図的に構文を破壊する記号や命令文を入力すると、プログラムが意図しない操作命令として実行されます。その結果、データベース内の会員情報や機密データの漏洩、データの書き換えや消去といった深刻な被害が生じます。近年のAI開発においても、大規模言語モデルが自然言語からSQL文を自動生成してデータベースに問い合わせるシステムで同様の脆弱性が指摘されています。

具体例・使われ方

ログイン画面のユーザー名入力欄に「' OR '1'='1」のような特別な文字列を入力することで、パスワード検証を無効化して不正ログインする例が代表的です。また、大規模言語モデルを活用したデータベース検索AIにおいて、ユーザーが意図的に不正な指示を与えることで悪意のあるデータベース操作命令を生成・実行させるケースも挙げられます。

似た用語との違い

クロスサイトスクリプティング(XSS)がWebブラウザ上で悪意のあるスクリプトを実行させて閲覧者を標的にする攻撃であるのに対し、SQLインジェクションは直接サーバーのデータベースを標的にして不正操作を行う点が異なります。また、AI固有の攻撃であるプロンプトインジェクションはAIへの指示文を乗っ取る手法であり、データベース言語の構造を悪用するSQLインジェクションとは攻撃対象が異なります。

注意点

単に危険な文字を取り除く記法チェックだけでは不完全な場合があり、プレースホルダーを使った安全な実装が必須とされます。また、大規模言語モデルが生成したSQL命令を直接実行するシステムでは、AIが生成したコードであっても安全性が保証されないため、実行権限の最小化や検証処理などのセキュリティ対策を怠らないことが重要です。

更新日時: 2026年8月27日 16:31