逆インデックスとは、文書から単語を引くのではなく、単語からそれが含まれる文書を高速に検索するためのデータ構造です。RAGシステムや大規模言語モデルにおける情報検索の基盤技術として広く活用されています。
逆インデックスとは
一言でいうと、逆インデックスとは「どの単語がどの文書に含まれているか」を逆引きできるように整理した索引データ構造のことです。
詳しく解説
通常の文書データは「文書ID:含まれる単語のリスト」という構造で保存されていますが、これだと特定のキーワードが含まれる文書を探すために全文書を走査する必要があります。逆インデックスでは、「単語:その単語が含まれる文書IDのリスト」という逆の対応関係をあらかじめ構築します。これにより、大規模なテキストデータから瞬時に該当文書を特定できるようになり、RAGシステムなどの情報検索フェーズで極めて重要な役割を果たしています。
具体例・使われ方
AIを活用した検索エンジンや、社内文書を対象としたRAGシステムにおいて、ユーザーが入力したクエリ内のキーワードに合致する文書を高速に抽出する際に使われます。例えば、「機械学習」という単語が含まれる文書IDのリストを逆インデックスから一瞬で取得し、その後の詳細なスコアリング処理へとつなげます。
似た用語との違い
通常の順方向インデックス(フォワードインデックス)が文書ごとに含まれる単語を記録するのに対し、逆インデックスは単語を起点として文書を特定する点が異なります。
注意点
文書の追加や削除、更新が発生するたびに逆インデックスの再構築や更新が必要となり、リアルタイム性が求められるシステムでは更新コストが課題になることがあります。
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更新日時: 2026年9月1日 14:11