データ分析教師なし学習機械学習

k-meansクラスタリング

けいみーんずくらすたりんぐ · k-means clustering
4 views

k-meansクラスタリングとは、正解ラベルのないデータを指定した数のグループ(クラスタ)に自動で分類する、代表的な教師なし学習アルゴリズムです。データの類似性にもとづいて中心点を定めながら分類を繰り返すことで、複雑なデータの構造を視覚化や要約に活かせる形で整理できるため、顧客セグメンテーションや画像圧縮などの幅広い分野で活用されています。

k-meansクラスタリングとは

一言でいうと、k-meansクラスタリングとは「データ同士の類似性を利用して、あらかじめ決めた数(k個)のグループに自動で分類する手法」のことです。

詳しく解説

k-meansクラスタリングは、機械学習における教師なし学習の手法の一つです。具体的な仕組みとしては、まずデータのグループ数を意味する「k」の数値を人間が決定します。次に、ランダムに決めたk個の「クラスタ中心(セントロイド)」を初期配置し、すべてのデータを最も近い中心へと割り当てます。その後、割り当てられたデータの平均位置を計算して新たなクラスタ中心に更新し、この割り当てと更新の処理をクラスタ中心が動かなくなるまで繰り返します。計算がシンプルで高速に処理できるため、大規模なデータセットの分析においても非常に重要視されています。

具体例・使われ方

具体的な利用例として、マーケティング分野における顧客のグループ分け(セグメンテーション)が挙げられます。購買履歴や年齢などのデータをk-meansクラスタリングで分類することで、「高頻度高単価層」や「ライト層」といった顧客特性を把握し、ターゲティング施策に活かすことができます。また、画像処理の分野では、画像の色数を減らしてデータを圧縮する色量子化にも利用されます。

似た用語との違い

混同されやすい概念として、正解データを用いて分類を行う「教師あり学習」や、データの階層的な構造を樹形図で表現する「階層的クラスタリング」があります。階層的クラスタリングがデータの全体像をツリー状に可視化するのに対し、k-meansクラスタリングは最初からクラスタ数を指定して高速に非階層的なグループ分けを行う点が大きな違いです。

注意点

注意点として、事前にクラスタ数「k」の値を人間が指定しなければならない点が挙げられます。適切なkの値が事前に分からない場合は、エルボー法などの手法を用いて最適な数を推測する必要があります。また、初期のクラスタ中心のランダムな配置によって結果の品質が左右される点や、外れ値に弱い性質があること、球状以外の複雑な形状のグループをうまく分離できない限界がある点にも留意が必要です。

更新日時: 2026年8月31日 05:41