スロットリングとは、AIモデルやAPIの利用において、一定時間あたりのリクエスト数や処理速度を制限する仕組みです。過剰な負荷からシステムを保護し、安定稼働や公平なリソース配分を実現するために広く導入されています。
スロットリングとは
スロットリングを一言でいうと、AIシステムやAPIに対する過度なアクセスを検知して一時的に速度や回数を制限する制御機能のことです。
詳しく解説
AIサービスや大規模言語モデル(LLM)のAPIを提供する際、一部のユーザーやアプリケーションからの過剰なリクエストが集中すると、サーバー全体のダウンやレイテンシの悪化を招きます。これを防ぐため、スロットリングの仕組みを用いて時間あたりの最大リクエスト数やトークン消費量を制限し、システムを安定的に運用します。また、サービスプランに応じた利用制限を設定するビジネス上の目的でも活用されています。
具体例・使われ方
例えば、AIのAPIを利用しているアプリケーションが、短時間に数千回のプロンプトを自動送信した場合、サーバー側がスロットリングを発動させ、HTTPステータスコード429(Too Many Requests)などを返して一時的にリクエストの受付を拒否または遅延させます。
似た用語との違い
レートリミットとはほぼ同義語として扱われることが多いですが、レートリミットが回数制限そのものを指すのに対し、スロットリングは制限に達した際に処理を遅延させる制御を含めた広い意味で使われることがあります。
注意点
スロットリングが発動すると、開発しているアプリケーション側でエラーハンドリングや適切な再試行(リトライ)のロジックを実装していない場合、予期せぬデータ欠損や処理の停止を引き起こすおそれがあります。
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更新日時: 2026年9月13日 11:21