ネットワーク通信プロトコル

HTTP/2

エイチティーティーピーツー · HTTP/2
19 views

HTTP/2は、Webブラウザとサーバー間の通信を高速化するために開発された次世代プロトコルです。複数のデータを同時に送受信する多重化や、ヘッダー圧縮などの技術により、APIリクエストやWebアプリケーションの読み込み遅延を大幅に軽減します。

HTTP/2とは

一言でいうと、WebサイトやAPIの読み込み速度を劇的に向上させるための、効率的な通信プロトコルです。

詳しく解説

HTTP/2は従来のHTTP/1.1が抱えていたボトルネックを解消するために策定されました。主な技術的特徴として、1つのTCPコネクション上で複数のリクエストとレスポンスを同時に処理できる「マルチプレクシング(多重化)」、通信量を削減する「HPACKによるヘッダー圧縮」、サーバー側からクライアントへ積極的にデータをプッシュする「サーバープッシュ」を備えています。これにより、大量のリクエストが発生するAIシステムやWebアプリケーションにおいて、ネットワークの遅延を抑えた効率的なデータ通信が可能になります。

具体例・使われ方

AIモデルをクラウド上のAPI経由で利用する際、フロントエンドから多数の非同期リクエストやストリーミングデータを送受信する場面で活用されます。また、複雑なWebダッシュボードにおいて、画像やスクリプトなどのリソースを並行して高速に読み込むためにも利用されています。

似た用語との違い

前身であるHTTP/1.1との最大の違いは、1つの接続で同時に複数のデータをやり取りできるかという点です。HTTP/1.1では順番待ちが発生していましたが、HTTP/2では多重化により並行処理が可能になりました。また、さらに新しいHTTP/3とは、ベースとなるトランスポート層の技術がTCPかUDP(QUIC)かという違いがあります。

注意点

HTTP/2の恩恵を最大限に受けるには、クライアントとサーバーの両方が対応している必要があります。また、暗号化通信であるTLSが事実上の必須条件となっているため、適切な証明書の導入が不可欠です。

更新日時: 2026年9月15日 11:01