機械学習線形代数

正方行列

せいほうぎょうれつ · Square Matrix
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正方行列とは、行の数と列の数が等しい行列のことです。機械学習やディープラーニングにおいては、データの変換や特徴抽出、共分散行列の計算など、多様な計算基盤として頻繁に使用されます。逆行列の計算や固有値解析を行う対象としても不可欠であり、モデルの最適化や次元削減といったAI技術の数学的基礎を支えています。

正方行列とは

正方行列とは、縦の行数と横の列数が同じである特別な行列のことです。

詳しく解説

行列はデータを二次元の格子状に並べたものですが、正方行列は縦横のサイズが等しいため、同じ次元のベクトルに対する変換として扱うことができます。機械学習では、データを空間上で回転させたり拡大縮小させたりする線形変換を表現する際に正方行列が用いられます。また、正方行列でのみ定義される固有値や固有ベクトル、行列式などの概念は、データの主成分分析による次元削減や、最適化問題の安定性評価において重要です。さらに、連立方程式を解く際に使われる逆行列が存在するかどうかの判定や計算も正方行列を前提としています。

具体例・使われ方

例えば、多変量データの相関関係を表す共分散行列は正方行列の一種です。また、ニューラルネットワークの幾つかの構造やパラメータ計算、あるいは対角成分以外が0である対角行列を用いた計算の効率化などでも活用されます。

似た用語との違い

長方形行列(一般的な行列)との違いは、行と列の数が一致している点です。一般的な行列では逆行列の計算や固有値解析がそのままでは適用できませんが、正方行列であればこれらの代数的手法を直接適用できます。

注意点

すべての正方行列に逆行列が存在するわけではない点に注意が必要です。行列式がゼロとなる正方行列(正則でない行列)では逆行列を計算できず、機械学習の計算過程で数値的な不安定さやエラーを引き起こすことがあります。

更新日時: 2026年9月1日 08:51