スマートファクトリーロボティクス

ティーチペンダント

てぃーちぺんだんと · Teach Pendant
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ティーチペンダントとは、産業用ロボットに動作や位置情報、作業プログラムを教示(ティーチング)するための携帯型操作端末です。作業者が手元でロボットを遠隔操作しながら目標地点を記憶させ、動作速度や制御パラメータの設定、エラー確認などを行うことができます。

ティーチペンダントとは

ティーチペンダントは、作業者が手元で産業用ロボットを操作しながら、目標となる位置や動作手順を記録・編集するために用いられる専用の携帯型端末です。

詳しく解説

製造現場におけるロボット導入では、作業内容に応じた動作経路を事前に覚えさせるティーチングという工程が不可欠です。ティーチペンダントには液晶画面、操作キー、ジョイスティック、そして作業者の安全を守るための非常停止ボタンやイネーブルスイッチ(デッドマンスイッチ)が備わっています。作業者はペンダントを通じて各関節の微調整を行い、溶接や搬送などの正確な座標を登録します。近年では協働ロボットの普及やAI技術の進化に伴い、タッチパネルによる直感的なGUI操作や、AIによる経路最適化結果の確認・微修正インターフェースとしての役割も担っています。

具体例・使われ方

自動車の組み立てラインにおけるスポット溶接ロボットの位置合わせや、物流倉庫でのパレタイジングロボットに対する荷物の配置座標の設定などで利用されます。また、AI画像認識と組み合わせた仕分け工程において、初期の位置決めや例外処理時の手動介入用デバイスとしても活用されます。

似た用語との違い

直接ロボットのアームを手で掴んで動かして教示するダイレクトティーチングや、3Dシミュレータ上でプログラムを作成するオフラインティーチングとは異なります。ティーチペンダントは実機を見ながら手元の端末キーで正確に数値を入力・微調整する「オンライン教示」の手法に位置付けられます。

注意点

ティーチペンダントを用いた作業はロボットの可動範囲内や近傍で行われることが多く、安全教育を受けた資格者による慎重な操作が求められます。また、複雑な動作経路の教示には長時間の作業と熟練が必要となるため、シミュレーションツールとの併用が進められています。

更新日時: 2026年9月16日 07:51